ラ コリーナ近江八幡「クラブハリエ×たねや」東京ドーム4つ分の敷地に広がる、お菓子と自然が融合する世界


近江八幡駅からバスに乗り約15分。揺られながら自然の景色を眺めていると八幡山が見えてきます。その手前に広がる森の中に、自然と調和したお菓子屋さん「ラ コリーナ近江八幡」があります。ラ コリーナとはイタリア語で「丘」という意味。お菓子職人がつくるお菓子の香りが丘を超えて森中に広がる空間がありました。
たねやグループのフラッグシップ店となるラコリーナ近江八幡は「共に生きる自然を感じ― みずからの創造力に」をコンセプトに、2015年にメインショップがオープンしてから今年で3年目となります。3年間の歳月に敷地内には、カステラショップやフードガレージショップもオープンし、昨年は260万人が訪れました。
ラ コリーナは和洋菓子を取り扱うただのフラッグシップ店ではありません。八幡山から連なる丘に自ら木を植えたり、小川を作ったり、敷地の中央に田んぼを作って稲作ができる時期に米を作る体験を通して、自然と人の本来の営みを実感できる場所になっているんです。「たねや農藝」は地元との関わりはもちろん、大学との共同研究にも使われていて、今後はさらに農業にも力を入れていくのだそう。
クラブハリエの山本隆夫社長は「滋賀県と言ったら琵琶湖しかないと思うでしょう。しかしラ コリーナ近江八幡というお菓子屋さんがあって、そのお菓子屋さんに行きたいと言ってもらいたいと思い、この土地でラ コリーナの構想が始まりました」と話す。
「はじめは、まず何をしたかというとこの壮大な土地にどんぐりを拾って植えました。どんぐりは育った木だけが生き残るので手間がかからないという事でどんぐりを植えたのがスタートですね」(山本隆夫社長)

今年で3年目を迎えたラコリーナ近江八幡

オープン当初は、和菓子と洋菓子の商品を中心に、和菓子は全商品揃えるというコンセプトでした。一方で、洋菓子はクラブハリエの定番商品となる「バームクーヘン」だけに絞りクラブハリエ最大のバームクーヘン専門店に。

お店に入ると右側にクラブハリエのバームクーヘンが並ぶ


店内に入ると、バームクーヘンの甘い匂いですでに心は満たされるよう。2階に続く吹き抜けの空間が広がり、開放感のある作りになっています。2階では、焼きたてのバームクーヘンが味わえる「カフェ」も。

1階右には、クラブハリエのバームクーヘン商品やここでしか購入することができない限定商品が販売されています。

代表的な商品のひとつ「バームサブレ」(86円)はショコラとバニラの2種類あり、レーズン入りのバタークリームをサンドした「バームサンド」なども展開しています。バームサブレは、バームクーヘンの商品で形の悪いものなどをこまかく砕いてクッキー生地に混ぜたサブレなんです。サクッとした軽さの食感は独特で、やみつきになること間違いなしです。


一階のバームクーヘン売場ではバームクーヘンを製造する機械が一日中稼働しています。職人さんがバームクーヘンを丁寧に焼く姿がオープンになっているから一日中見ていたいほど。


不動の人気商品「バームクーヘン」


手のひらサイズの「バームクーヘンmini」。サイズが小さくなってもふんわりとした食感は変わらない。

ここでしか買えない限定商品を取り揃えるたねや


正面入り口を入って左側に広がるのが和菓子店「たねや」です。


職人がお客様の目の前で和菓子を作ってくれる「できたて工房」では、ラ コリーナに訪れた人でしか味わえないどら焼きを毎日提供しています。
「毎日早朝に丁寧に焼いたどら焼きの生地を使用して、季節の食材とたっぷりの生クリーム、定番のあんこがたっぷり入ったどら焼きを提供しています。多いときは一日に1900個も売れるんですよ」(和菓子職人)


早速、目の前で和菓子職人さんが作ってくれた「生どら栗」(356円)。このボリューミーなマロンペーストが、和栗を原料として製造されただけあってとっても濃厚なんです。どら焼きは本来は和菓子ですが、洋菓子のような風味も味わえる一個で2度美味しい新生スイーツです。


「生どら」(216円)には、ほっこりした生地に生クリームとあんこがサンドしてあって、こちらもほっぺが落ちるほどの美味しさ。あんこの「和」と生クリームの「洋」がマッチしたコラボは鉄板です。


壁の一面には和菓子に欠かすことのできない木型をディスプレイしてます。
和菓子の歴史を肌で感じることのできる奥深い空間です。


「からら」シリーズは、美味しくより健康に配慮したお菓子です。ピーナッツなどの木の実と、きな粉や紅麹、味噌を混ぜました。健康を意識する方にぴったりの和菓子です。

大人も子供もワクワクできる「フードガレージショップ」


2016年7月15日にオープンしたばかりの「フードガレージ ギフトショップ」。クラブハリエの商品を多く取り揃えているショップには、クラブハリエの山本隆夫社長が手がけるこだわりの商品がびっしり。シンボルとなる「ロンドンバス」(写真、左奥)の車内では、「マカロン」や「マカロンクランチ」のオリジナル商品がオシャレに陳列しています。


「マカロンクランチ」(税込432円)は、アールグレイやショコラ、キャラメルなどのフレーバーが揃います。


シトロエンの模型


シトロエンが1947年から1981年まで製造販売していた貨物自動車シトロエン・Hバンの車内には可愛いビンに入ったカラフルなコンフィチュールが並びます。


いちごフランボワーズやオレンジ、ブルーベリー、キウイなどのコフィチュールがポップにお店を飾ります。

滋賀初出店のクラブハリエKIDS


クラブハリエキッズのメインキャラクター「ハリエさん」は山本隆夫社長をイメージして誕生した愛らしいキャラクターです。「ハリエさん」シリーズのクッキーやチョコレート菓子などギフトボックスも勢揃い。


店内にはクラブハリエの歴史を振り返ることのできる貴重な焼き機も展示してあります。
「これは、クラブハリエがバームクーヘンをはじめた当初、導入したものと同じ型の焼成機で、製造元に残っていたものを展示しています」(担当者)


工具箱(写真、右)には、マドレーヌやフィナンシェ、オレンジケーキが入っています。ギフトショップ限定で発売している「バームパイ」「バームサブレ」もお土産にぴったりです。

2016年にオープンしたカステラショップ


カステラショップ(前)に隣接する本社(裏)もインパクト大の佇まいで大自然に溶け込む

たねやのカステラは、三代目の山本徳次が精魂こめて極め、その変わらない味がいまも受け継がれています。そんな時代を超えて愛され続けてきたカステラの焼きたてが味わえるのがカステラショップの最大の特徴です。

一晩寝かせた方が美味しいカステラはしっとりするのに対し、焼きたてのカステラは、ふっくらしているのが特徴。カフェでは、できたての八幡カステラが楽しめます。


ラ コリーナ限定で発売している八幡カステラには、桑の葉を配合した「八幡カステラ桑の葉」や「八幡カステラ ベリー」など工夫をこらした商品を取り揃えています。


たねやの山本昌仁社長が自ら探してきた「栗の木」を100本使った店内の中央には、樹齢の深い木がどっしりとかまえ、訪れる人を魅了します。

焼きたてのカステラが楽しめるカフェの前には、田んぼと自然の景色が広がっています。太陽の日が暖かく差し込んで、焼きたてのカステラの甘い香りが一日中続く空間。
一度椅子に座ってしまったら、日が暮れるまでの時間をゆっくりと過ごしたくなる幸せな場所です。


農作物を原材料に、こだわりのお菓子づくりを徹底してきたたねやグループ。そんな老舗の菓子屋が、持続可能な社会を構築するために農業や環境問題などにも取り組んできました。記念植樹を植えるラ コリーナの森づくりに賛同してくれた企業も200社以上に。

駐車場からメインショップに繋がる小道を歩く人の姿が、甘いお菓子を求めて好物にあり着く”アリ”のようにみえるのも、ラ コリーナ近江八幡のシンボルである”アリ”の姿を忠実に再現しているよう。なんだかとても微笑ましい光景でクスッと笑顔になってしまいます。
この場所に来てみないと分からない自然の深さと人の営み、そしてわたし達はおいしいお菓子が大好きなんだと実感できる素敵な時間を過ごすことができます。ぜひ滋賀県に行ったら琵琶湖×ラ コリーナ近江八幡の旅を存分に楽しんでみてはいかがですか。

<店舗概要>
ラ コリーナ近江八幡
●営業時間
【メインショップ/カフェ】
9:00~18:00(オーダーストップ17:00)
※焼きたてバームクーヘンが無くなり次第、ドリンクオーダーのみ
【フードガレージ】
ギフトショップ / 9:00~17:00
フードコート / 10:00~16:00
※パンショップは、パンが届き次第OPEN(10:30頃)いたします)
※状況により、予定時間より早く閉店する場合がございます

●定休日:年中無休
●住所:〒523-8533 滋賀県近江八幡市北之庄町615-1
●電話番号:0748-33-6666
※台風・大雪等の影響で営業時間を変更させていただく場合がございます。 特別警報発令時は、予告なく臨時休業させていただきます。

「ラ コリーナ近江八幡」ホームページ

(文・千島絵里香)
投稿者
甘党編集部